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副長を崇拝しHEDWIGを愛し山本耕史さんを応援する日記

背中三昧(ネタばれあり)

※この記事は舞台『嵐が丘』のネタばれを含みますので、これから観劇の方は読まない方がいいと思います。


2部のヒースさまがあまりにも強烈なんで、毎回黒ヒースに気持ちを持って行かれたままになっていたんだが・・・

昨日は1部のヒースクリフにぐっときた。

あの背中に泣けた

いつも歯を食いしばって耐えているようなヒース
決して本心を語らず、弱音も吐かず、睨み返したりするヒース
精一杯虚勢をはっているときの背中は、広くて頑丈に見えて、どこかけなげで痛々しい。
でも、キャサリンと二人で並んで空を見あげたり、語りあったりしている時のヒースの背中は、はかなげで幼い。

なんだか背中を見ているだけで切なくて泣けてしまった・・・


2部の、3年後のヒース・・・

若くて美しく、復讐に燃え、パワーがみなぎり
ダークサイドにいて屈折はしているが、乱反射のような光を放っている。
戦うことに生きる力や喜びまでも見い出だしているかのような輝き

その背中は若さと強さの象徴のようで、完ぺきなフォルムの美しさと生に満ちている


まさか、その先に生き地獄が待っていようとは・・・


晩年のヒースクリフの背中は、大きく重々しく要塞のように堅固で・・・
でも、そこにみなぎるようなパワーは感じられない
ただただそこに存在しているだけ。
簡単には壊せない強大な壁のようだが
壁としての強さはあっても、生きる強さは感じられない。
ずっしりと重いが、その中身は混濁している。
見た目ではそんなに老けてはいないが
その背中には、なにか老いのようなものすら感じる

そんな背中だった。

2部の若いヒースは力が外へ外へと向かっていた。
攻撃対象を射って傷つけ血を流させることがパワーの源だった。
晩年のヒースは内へ内へと向かっていた。
攻撃するのは、自分自身。
射るのは自分であり、傷を負い血を流すのも内なる自分。

その背中には、呪いを背負い続けた18年の歳月が感じられるのだ。


キャサリンの死を確かめる黒ヒースの
「死んだな」
という言葉を聞いたら、ふとヴォイツェクの
「死んだか?死んだのか!?」
という場面を思い出した。
彼はマリーの死を狂いながら受け止めた。
そして狂い死にした。

でもヒースは、狂ってはいなかった。
正気のまま、狂うことも死ぬこともできずに
キャサリンの死を受け止めなければならなかった。
正気のまま、命の限り、死ぬほどの絶望と孤独ににさいなまれながら
生き続けなければならなかったヒースクリフ

まさに生き地獄だ
「生き地獄」をこれほど見せつけられるとは・・・

辛すぎる・・・

・・・

・・・・・・


でも・・・・・

彼には・・・・

彼には救いが……

それは……


・・・・・そんなことを考えてしまう罪な背中でした。

ああ~






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カテゴリ: 嵐が丘

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