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誠に生きる〈第三章〉  

副長を崇拝しHEDWIGを愛し山本耕史さんを応援する日記

私の『ヴォイツェク』

まだまだ、ワタシの『ヴォイツェク』は上手く語れないし語れそうもないが…



ヴォイツェクの姿を観て、胸がえぐられる
その姿、その表情があまりにも悲しくて…

ラストヴォイツェク

これがワタシにとっての究極のヴォイツェク。


※ここからはネタバレなので
ご注意を


最後のヴォイツェク
マリーと2人並んで立っている、あの時の顔。

あのヴォイツェクの美しさはどうだ

あの汚れのなさは何なんだ!

生身の人間が出せるもんじゃないレベルじゃないか~

嫉妬や怒り、嘆き、欲望、など、人間の持つドロドロした感情がそぎ落とされ、邪心がなく本当に美しい。
何の混じりけもない純粋さを持つ少年のようだ。

なんて美しいんだろう

でも、

なんて悲しい顔なんだろう


彼は、悲劇の主人公でもなければ、罪なく迫害された人でもない。

彼が抹殺したのは汚れたマリーであり
マリーそのものを抹殺したかったわけではないだろう。
マリーへの愛は深く純粋。

でも、これはあくまでもヴォイツェク側の話。

純愛と呼べるが、それは異常な執着とも言える。

マリーは残酷に命を奪われ、ヴォイツェクの子供は両親を奪われて一人ぼっちになった。

ヴォイツェクの犯した罪もまた大きい。


でも彼の姿に心を奪われるのは、なぜだろうか!?

あのラストの顔

全てが浄化されたような、美しく汚れのない顔
もう、争うことも苦しむこともない、静かな顔
でも、あまりにも悲しい顔…

だって、彼には救いがないから

あの顔を見ると、永遠に彼は救われないような気がして胸が締めつけられるのだ。

何かを探しているような、何かを求めているような

報われることのない何かを…


生身の人間が演じてあんな顔ができるんだろうか…
あんな顔ができるのは、この世で「山本耕史」という役者ただひとりだと思う



ヴォツェクを観て心のままに作ったのが今のテンプレなのだが、これは、ヴォイツェクそのもののイメージというより、むしろヴォイツェクの救われない魂がこんな風に安らげますようにという願いのイメージで作ったのかもしれない。


ワタシはこの「救いのなさ」が好きだ。

この「救いのなさ」を感じたいために何度も観ているんだと思う。
心が大きく深い悲しみに包まれる瞬間がたまらない。

普段は感じることが出来ないような悲しみの衝撃波を味わえる。


人間はプラスの感情だけでは生きられないものだと思う。
『ヴォイツェク』を観てつくづく思った、人間が生きていくには負の感情が必要なんだなぁと。



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カテゴリ: ヴォイツェク

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この記事に対するコメント

涙が

涙が出ました。

いつもレク様の記事を読んでソウソウと膝を叩いたり、ああこんな見方もできるのかと勉強になったり、一番多いのはツボに嵌って笑いが止まらなくなったりなのですが

この記事を読んで先ほどから涙が出てきて
何故だか自分でも良く分かりませんが

どうも舞台を観る前からテンション上げ過ぎで、ヴォイツェクが愛おしくて堪らなくなっているみたいで

早すぎですよねww
観る前にこれだと観たらどうなるのでしょう。

アフタートークレポ有難うございます。
13日にとても行きたかったのですが、どう考えても無理だったので、読めて嬉しいです。


URL | サキ #PVWK8hBo
2013/10/14 19:11 * 編集 *

涙 のわけは

サキ殿

トークレポ、読んでいただきありがとうございました。
あまり思い出せていないのですが・・・
でも、このヴォイツェクという作品への思いが伝わったトークでした。

なんと、拙宅の記事で涙が・・・
その涙のわけは何だったんでしょうか!?
なにか言葉では言い表せない感情の波の呼び水となったのかもしれませんね。
ヴォイツェクは、心の中のいろんなところに入り込んできて、揺さぶったり、鷲づかみにしたりします。
自分でも奥底にしまいこんでいて、あることすら忘れていた、そんな感情を呼び起こしてくれる舞台ですね。
URL | レクイエム 0511 #ofxKis3k
2013/10/17 17:22 * 編集 *
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