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2011箱館の旅 (途中)

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誠に生きる〈第三章〉  

副長を崇拝しHEDWIGを愛し山本耕史さんを応援する日記

三谷さんの手腕(2)

組!!の中の史実とのリンク台詞は、いたるところ散りばめられているんで、全部は書ききれない…

それに、あくまでもワタシの思い込みだから、本当に三谷さんがその史実をもとにその台詞を書いたのかどうかは断言できませぬが(^_^;)
ワタシが感じているままに、もうちょっと書いていきまする!


たとえば、これも有名だろうけど

永井さまとのあの胸を打つ場面でのあの台詞

「すべては近藤さんの無念をはらすため。
あの人が死んだとき、俺の人生も終わった。
それでも、俺が死ななかったのは、近藤勇を罪人のままにしておくわけにはいかなかったからです!
今薩長に白旗を揚げたら、俺はなんと言ってあの人に詫びたらいいんですか!!」

ああああ
いかん、書いているだけで泣けてきた


これはきっと、箱館の副長が言ったとされる

「吾、近藤昌宜と倶(とも)に死せざるは、一に故主の冤を雪(すす)がんと欲せしむのみ、万一赦(ゆるし)に遭いては、何の面目ありて地下に於ける昌宜に見(まみ)えんや。」
(佐倉藩士 依田学海『譚海』より)

という有名な一節から作った台詞だろうなぁ、きっと…

なお、これと同じ内容の一節が高幡不動の『殉節両雄之碑』にも刻まれている

「義豊、愀然として人に語りて曰く、我、昔日、昌宜と倶に死せざる所以の者は、期するに、一に君の冤を雪ぐにありしなり。今、此の如くんば、唯、死あるのみ。即ち寛典に処らんには、吾、何の面目ありてか昌宜に地下に見えんやと。」
(ここでは書き下し文に直しています)

「あの人が死んだとき、俺の人生も終わった」
「今薩長に白旗を揚げたら・・・」
が、いかにも組!!の山本副長らしい言い方で、ほんとに胸を打つのだ!


三谷さん、上手すぎる


有名といえば、箱館の副長の人柄について書かれた、
あまりにも有名な中島登さんの『戦友姿絵』の一節

「生質英才にて飽迄剛直なりしが、年の長ずるに従い温和にして人の帰する所赤子の母を慕うが如し」

この一節を思わせるような台詞を組!!の島田に言わせている。
「一杯だけ」の酒を振舞う副長の姿を見ている島田と尾関の場面。

「土方さんも随分と丸くなったな~」

「近藤さんが亡くなってからあの人は変わった!
見てみろ!隊士たちは皆土方さんに惚れている!
京にいた頃は法度でしばったりもしたが、今はそんなものはいらねえ
みんな心の底から土方さんを慕ってんだ」

まさに「人の帰する所赤子の母を慕うが如し」な副長のことを島田らしく語っているのだ!


そして。

はっきりは出てこないが
「これはそうかな~っ」
て勝手に思っている場面が二つあるのだ。


ひとつは、
「武蔵野楼宴会に欠席した副長」
という設定にしたこと。

史実でも明治2年5月10日に武蔵野楼に箱館政府の幹部たちが集まって、別盃を交わしたとされている。
残された資料には、出席者として榎本さんや大鳥さんたち幹部や、大野右仲さんや相馬の名前もある。
当然副長も出席していたとは思うのだが、副長の名前はどの資料にもないのだ。

だから
「たぶん出席してたんだと思うけど、でも、もしかして…」
って感じを三谷さんは上手く使ったのかもしれない。
そんな気がするのだ、なんとなく…

島田に
「行かなくていいんですか?」
と聞かれて

「あいつらと飲んでてもうまくねえんだ!
後で顔を出すよ」

って答える山本副長。

そして、大鳥さんとのやりとりでは

「今夜、総裁はキミを待っていた!
なぜ来なかった!?」

と武蔵野楼に来なかった副長を責める大鳥さんに向かって

「てめぇら生きのびるつもりで酒くらってたんだろ!
そんなところにノコノコ顔出してみろ!
土方歳三末代までの恥になるところだった」

と、もう山本副長ワールド全開の台詞じゃ~

いかにも組!のトシらしくて、しびれた~

ホントにうまい!!!!!

たぶん史実の副長は武蔵野楼にいたんだろうけど、その資料がないから、
「じゃあ行かなかったってこともありか!?」
って発想から生まれたのではないかと思える、この魅惑の台詞の数々
(勝手にワタシがそう思っているだけかもしれませぬが(^_^;))



さらに、ううお~と唸ったのがラストの永井さま

永井さまは島田たちに向かって

「戦はもう終わった、命を粗末にするな!
生きるんだ。
生きて土方の仕事をお前たちが引き継げ。
生きて見届けるんだよ。
新選組を受け入れなかった新しい世がどんなものになるのか。
あいつはそれをお前たちに託したんだ」

と説得する。


これは、最初に観た時は、永井さまのポジション的に最後のこの場面でこう説得する流れだからだ~と思っていたんだが、後に、函館戦記や島田魁日記を読み込んでいて、
「うおおお!!」
と膝を打ったのだった!

弁天台場への和平交渉が進みつつある中で
弁天台場にいる諸隊を説得する永井さまと
あくまでも討死覚悟を唱える諸隊士たちとのやりとり。

「成らずんば則ち死はもとより期する所なり。
今日のことすでにここに至る。
ただ一死有るのみ」

と言う諸隊士たちに永井さまは

「諸子、死を以って潔くせんと欲すと雖も、官軍これを要するに信義を以てすれば、また棄つべからず。
且つ徒に死するは益無し。
もし彼の遇するに士の道を以てせば、則官軍の意に従はんか。」

と説得している。

(新人物往来社『新選組資料集』島田魁日記より抜粋)

うおおおおお~~~

まず、島田たちを説得したのが本当に永井さまだったという事実に「おお!」となった!
ドラマ上だけじゃなく、実際にそうだったのか!永井さまだったのかあああ~

そして次に
「且つ徒に死するは益無し」
という永井さまの言葉に「おおお!!」となった。

「戦はもう終わった、命を粗末にするな!
生きるんだ。」
という組!!の永井さまの台詞とダブルのだ~~~


歴史上の人物を描くときは、全く一から作る架空の人物とは違い、実際に残された資料や証言によってある程度の人物像ができているところからスタートすることになる。
その事実を取り入れながら、演じる役者さんたちのキャラクターと共に作品のテイストを作り上げていく。
その役者さんの個性と作品の世界にあってこそ輝くような「生きた台詞」を作り出す。
三谷さんのその手腕の素晴らしさよ~


なんだか、おのナポの台詞について書き出したのに、
いつのまにか組!!語りになっていたぁ(^_^;)

やはり副長関係は頭にも家にも資料がいっぱいなんで、
琴線に触れてしまうところがいっぱいあるのだ。

つまりは、これですな
三谷さんの台詞はホントに素晴らしい~

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カテゴリ: ・新選組

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